北のいわしノート

21世紀の青島幸男(政界以外)を目指している七代目立川談志かぶれの戯言

我が祖国はどこへいくのか

我が祖国といえばスメタナの名曲なのですが(その中のモルダウが有名)・・・いや、これは日本の話の記事です(^^;; あ、「モルダウ」の編曲構造と「恋人よ」の編曲構造が”ドビュッシー風”として”似ている”という記事は以前に書いた記憶があるのですが、そん…

本物は口伝で伝えられる:オーディオブックが証明すること

「言葉」とはなんだろうか。 口から「言葉」が発せられた時、それは「言霊」になる、と誰かが言っていた。 オレの中では「言葉」〜「言」〜「ロゴス」とつながる。 そう、「言葉」は消えることはない。 さて、「言葉の歴史から真髄」を独自解釈で論じてみよ…

沈黙が語るラジオドラマ

音声だけで聞くラジオ。 当たり前のことだと思わないでいただきたい。 何かをしながら、つまりは「ながら聞き」ができるという利点の他に、視覚情報がないため、読書に近い感覚を持つことができ、聴いている側に世界観を作らせてくれる。 さて、ラジオで聴く…

ミシガン教会襲撃事件の裏にあるもの:非陰謀論者の考察

1:事件の表層 - 「宗教施設への暴力」と報じられる構図 アメリカ・ミシガン州で起きた教会襲撃事件は、銃撃と放火を伴い、多数の死傷者を出した。 現地メディアや警察の発表によれば、犯人は元海兵隊員で、イラク戦争に複数回従軍した経歴を持つ。 事件直…

司法は公正なのか?:札幌に見る

札幌で立て続けに出た二つの判決が、私たちに「司法は本当に公正なのか?」という問いを突きつけている。 ひとつは、性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更する際に「外観要件(性器を手術で変えること)」を必須とする規定を違憲とした家裁の判断が出された…

テレビ・ラジオのお悩み相談番組を斬る:三木清の枠組みで見る「安心と解決」の錯覚

”冒頭に書いておくが、この記事は大人向け(18+とかではない)の記事であり、思春期の青少年には該当しない” あなたは、テレビやラジオのお悩み相談番組を見て、どんな気持ちになるだろうか? 「これで救われるかもしれない」と思ったことはないだろうか。 …

アイドルとは?:語源の迷宮を旅して

序章:現代日本における「アイドル」の不可解な立ち位置 2020年代のいま、日本の「アイドル」はますます多様化し、身近になりながらも、どこか輪郭の曖昧な存在となっている。 地下からメジャーまで、男女問わず“推される”側は増え続け、もはやアイドルは「…

透明な盾の時代:2025年・広島平和式典に見た静かな防御

ふとテレビをつけた、8月6日の朝。 広島で行われる”広島市原爆死没者慰霊式”。 例年どおりの、静かな祈りの時間・・・の、はずだった。 しかし、今年の映像には、ひとつだけ、どうしても目を逸らせない“異物”が映っていた。 共に祈りながらその時間を過ご…

変わらないラジオ/変わったラジオ:「1対1」から「1対多」へ

昭和のラジオ(特に深夜放送)は「パーソナリティー」と「リスナー」の「1対1の関係」だったことを覚えている方も多いと思う。 最近のラジオは「メール・SNS連動」が普通になって「パーソナリティー」と「リスナー群」の「1対多」の関係に変化しています…

老人と双子のゲバゲバ(「恋のフーガ」に「老人と子供のポルカ」を乗せて)

「前書き」 これは単なる”コミックソング”ではない。 昨今の”多くの不条理な問題”について、オレがブログやSNSで”批判”や”警鐘”を鳴らし続けていることの”集大成”と言えるかもしれない。 できることなら最後まで視聴していただきたい。 それも、何度か繰り返…

日米の”関税合意”が手柄に見えますか?

先日「相互関税を15%にすることで決着がついた」との報道がありました。 そのことについてはほとんどの方が耳にしているでしょう。 でも、その裏には何がありますか? アメリカへの500億ドルの出資 コメの輸入の75%増加 ボーイングの飛行機100機購入 防衛…

再び”政局”を語る:「スナック非常口」Vol.16

スナック非常口:看板 ママ「ようやくヤツは”政局”について語るのね?参院選で与党が過半数割れして、両院で与党が過半数割れになって、各党がどう出てくるのか待ってたのよね。ヤツも”出てくるタイミング”を選んでいるわけか」 学者「そうだね。普段のヤツ…

キャベツとアロエと、昭和のひりひり

今朝のラジオ「マイあさ」で「日焼け後の処置」なんて話題が出ていて、思わず反応してしまった。 ついSNSに投稿したひとこと── 日焼け後の処置・・・オレの子供の頃は「キャベツ or アロエ」を貼る、という「The昭和」でしたなぁ#マイあさ #nhkr1 そしたら案…

近年のNHKドラマ:最新技術の過信

最近の大河や朝ドラに共通するのは、ブルーバックと合成背景への依存。 映像は平板、人物は浮き、リアリティが失われている。 4K・8Kどころか、FHDでもその違和感ははっきり見える。 若手制作陣の「最新技術信仰」が、物語の質感を軽くしてしまっている。 技…

情報の曼荼羅

<<文学(文字)>> それは内面への旅 想像力の主戦場 読む者の“脳力”を信頼していた時代 <<ラジオ(音声)>> 耳だけの情報 だがその“制限”が逆に想像力を刺激した 「間」と「声」にすべてを託す、匠の技芸 <<テレビ(映像)>> 言葉は添え物に 視…

NHK放送百年”個人的妄想”企画『知床世界遺産二人旅〜美女と野獣の撮り海〜』が、案外本気になった件:森下絵理香×関勝則という奇跡のタッグ?

森下絵理香アナウンサー・・・その多面性に驚かされた。 そう、「NHKの女子アナ」と聞いて、何を思い浮かべるだろう? カチッとしたスーツ、標準語、丁寧な発音・・・そんな“正統派”のイメージを見事に裏切ってくれる人がいる。 それが森下絵理香アナウンサ…

「スナック非常口」Vol.6『ヨノナカバカナノヨ』

スナック非常口:看板 ママ「今夜はどうしてなのか『ヨノナカバカナノヨ』が脳内無限ループしているのよ。あら?表現が古いわね、蛇、蛇、ヘビーローテーション?」 学者「ママ、まだ古いよ。『現世』では『パワープレイ』と呼ばれているらしいよ」芸人「オ…

「スナック非常口」Vol.3『コンクラーベ結果について』

スナック非常口:看板 ママ「お店を閉めたら臨時ニュースが流れてきて、何かと思ったら『ローマ・カトリックの新教皇決定』のニュースだったわ。ワタクシにはまるっきりと言っていいほど関係のない事なんだけど、どうしてだかわからないけどしっかり聞いちゃ…

メディアへのストレス爆発!

文章の乱れについてはご寛容に オレは「時代の変化」に取り残されているのか・・・ いや、オレとしては「美しい母国語」としての「日本語」を守り続けたい。 「カタカナ語濫用」と「AI音声によるニュースの読み上げによるNHKの逃げ」による「意図の曖昧…

ボカロは音楽を超えた総合芸術なのか!

「初音ミク」で始まったボカロ(ボーカロイド)が世界的なカルチャー現象となっています。 それはなぜなのか? 独自視点で考察してみようと思います。 ボカロは「第一段階」として「合成音声に歌を歌わせる」という形式で始まりました。 それが進化して…

IIJサイバー攻撃から考える:忘れられた"プロバイダ"という存在

「IIJ」と「DTI」の2巨頭を覚えていますか? Windows95が出た頃、「プロバイダ」はインターネットの入り口そのものでした。 メーカー系、通信系の名の通ったところに混じって、「IIJ」「DTI」といった『独立系プロバイダ』が存在していたのを覚えていらっし…

蝶花楼桃花から紐解く落語界の一門と名跡と襲名

今や人気・実力ともに注目を集める蝶花楼桃花(ちょうかろうももか:高橋 由佳(たかはし ゆか))。 しかしながらまだ「二つ目」だった「春風亭ぴっかり☆」時代と比べてみると、「ジャガーチェンジ(豹変)した」と言えるくらいではないだろうか。 個人的に…

「想定外」」ほど便利な言葉はない?〜話題脱線

何らかの「災害」とかが起こった時に「想定外でした」という「便利な言葉」を耳にすることが多くないですか? オレはこの「想定外」という言葉は「社交辞令」と同等くらいに嫌いです。 古くは「松下幸之助」あたりが「悲観的に計画を立てて楽観的に実行…

「郷ひろみ」と「高橋英樹」における「共通点」と「相違点」についての考察

この2人を並べて比べるの???とまずは思われるでしょう。 それが今回の記事の狙いです。なんせほら、一筋縄でいかないのが筆者ですから(^^;; 共通点 1.「昭和のスター」としての確立 郷ひろみ:アイドル界のスーパースター(1970年代から第一線) …

放送百年で考える「ラジオ深夜便」の「アンカー」とは

この2025年3月22日で「日本でラジオ放送が始まってから百年の記念日」となるようです。 そして今夜も意図せぬ寝落ちから目覚めて眠れないまま「ラジオ深夜便」を聞いているのですが、この番組での「案内役」として「アンカー」という存在がいます。 この「…