北のいわしノート

21世紀の青島幸男(政界以外)を目指している七代目立川談志かぶれの戯言

なぜ秋は歌になる?:9月の曲を旅して

まだ猛暑に襲われている地域は多いが、暦はとっくに9月になっている。 もう秋のはず、ラジオからは秋の歌が流れてくる。 秋が来ると、胸の奥のどこかがそっと揺れる。 日差しは柔らかくなり、風は少しだけ冷たくなる。 季節の移ろいは、私たちの心に見えな…

縦糸と横糸の間で:『糸』に見る存在と関わりの物語

中島みゆきの名曲『糸』。歌詞に込められた言葉は、誰もが知る恋愛の比喩として語られることが多い。 しかし、もう少し視点を変えてみると、縦糸と横糸の機織り機のような関係性に置き換えることができる。 縦糸はしっかりと機織り機に固定されている。…

復活は「歌ってみた」から

秋っていつ来るの? とか思いながら、秋らしい「秋桜(コスモス)」を「山口百恵」バージョンではなく、あえての楽曲提供者である「さだまさし」バージョンで歌ってみたのですが、なぜかサビの部分がほぼ”シャウト”になってしまい、さっぱり”しっとり感”が失…

置き去りにされたもの:I Left My Heart in San Francisco

「トニー・ベネットによる大ヒット曲」「フランク・シナトラも絶賛」そんな文句が冒頭に踊る解説記事を、いくつか目にした。 そして「邦題は『想い出のサンフランシスコ』または『霧のサンフランシスコ』とされる」と、あたかも“訳語の選択肢はそれだけ”と言…

歌ってみた:マイウェイ(My Way)独自意訳歌詞

「マイウェイ(My Way)」といえば、「ポール・アンカ」が「フランク・シナトラ」のために作詞して、日本では「布施明」のカヴァーによって大ヒットした名曲なのは周知の通りです。 そして、そのほかにも多くの「日本語カヴァー」から「多言語カバー」まで存…

老人と双子のゲバゲバ(「恋のフーガ」に「老人と子供のポルカ」を乗せて)

「前書き」 これは単なる”コミックソング”ではない。 昨今の”多くの不条理な問題”について、オレがブログやSNSで”批判”や”警鐘”を鳴らし続けていることの”集大成”と言えるかもしれない。 できることなら最後まで視聴していただきたい。 それも、何度か繰り返…

ラストダンスは私と:ダンス=伴侶としての解釈

狸としての政治家と、プロパガンダ的メディアに踊らされている日本人が見え隠れしていて、思わず”ダンスの再解釈”をしてみたくなりました。 英語詞の中の“save”:意味を超えて 原題「Save the Last Dance for Me」この曲のタイトルは、日本語で「ラストダン…

30年前発売のハードウェアMIDI音源でも必要十分

以前「掘り出し物」のハードウェアMIDI音源「KORG 05R/W」を超美品超格安で入手したのですよ。 どうして入手したかというと「独りバンド」の音作りにおいて、「ベース」や「ストリングス」などをEWI4000SWからハードウェアMIDI音源をコントロールして鳴らし…

オレには聞こえた”4分33秒”

ジョン・ケージがピアノの前に座る 鍵盤の蓋を開けるが、鍵盤には触れない 音が聞こえてきた オレの心の底に そう、ケージの魂の音が それはノイズでも環境音でもない 紛れもなくケージから発せられている音 ピアノの音を超越している 耳で聞く音ではなく そ…

🎸ギブソンなんて知らず、モーリスは買えず:モラレスで陽水

ギターを弾けると女の子にモテる・・・そんなことしか考えていない「昭和の男の子」であった。 しかし、そう簡単にギターを手に入れられる時代ではなかった。 (そうこのブログにおいて「音楽系」で蘊蓄たらたらの記事を書いているけれど、オレにとっての音…

🍸It’s All Right With Me:女が歌い、男が吹き、職人たちが仕掛けた多層装置

「It’s All Right With Me」という曲をご存知だろうか。 コール・ポーター作曲によるこの曲は、ジャズ・ヴォーカルの世界では定番中の定番。 特に女性ヴォーカルによる名唱が多く、エラ・フィッツジェラルド、カーメン・マクレエ、ニーナ・シモン・・・と、…

危なかったかも+七夕にちなんだ独りバンド動画

昨日ね、正直「ブログをやめよう」と思ったのですよ。 なんだか最近「自分の文章ではない」感じがしてどうしようもなかったのです。 始まりは多分ChatGPTとの”共著”だったのではないかと思われます。 確かにAIは便利な”道具”です。 色々と設定をして、…

構造尊厳死という名の終焉:マイケルと尾崎が選べなかった“死の形”

思い出してほしい。 マイケル・ジャクソンと尾崎豊という、二人の若者たちに絶大な影響を与えたアーティストの謎の死を。 世界の頂点で輝きながらも、彼らの最期は事故や病気と片づけられない不自然な側面を多く残した。 彼らが遺したのは、単なる音楽や歌詞…

ファンの外から見る「ジ・アルフィー」の魅力:”終わらない夢”の秘密

ジ・アルフィー・・・彼らの名前を知らなくても、その歌声やライブの評判を耳にしたことがある人は少なくないはずである。 NHKラジオの『終わらない夢』という番組を週に一度続けながら、結成から50年を迎えたこのバンドは、なぜこれほど長く愛され続けてい…

さだまさしの「案山子」を聞き直して:令和の今では限界集落ソング

1977年に発表されたさだまさしの名曲「案山子」という曲がある。 案山子 さだまさし J-Pop ¥255 provided courtesy of iTunes 当時は故郷への郷愁や親の献身的な想いを描いた、情緒豊かな歌として広く愛されてきた。 しかし令和の現代、地方の過疎化や高齢化…

ネタバラシを歌ってみた:「梓みちよ」の「メランコリー」

昨日の「謎めいた散文」の「ネタバラシ」を珍しくく公開します。 あえて「ボサノババージョン」にしてみましたが、相変わらず「つっかえつっかえ」なのには見て見ぬフリをしてお許しください・。 まぁ、こんな「繋げ方」をするヤツはオレくらいのもんでしょ…

僕はあいみょんを聴かない:夏目漱石的阿久悠の再来?

最近、ちょっとした思いつきで「日本の実力派女性シンガー(個人的見解)」プレイリストを作りはじめた。 そこには、「竹内まりや」や「中島みゆき」から、「aiko」「SHISHAMO」「AI」「JUJU」「MISIA」まで混ざっていたりする。 で、そのなかに「あいみょん…

aiko × SHISHAMO=YOASOBI?それとも、あいみょん?:作詞家たちの系譜から考える“感情のJ-POP史”

ふと思った 「aiko」と「SHISHAMO」を掛け合わせたら、「YOASOBI」や「あいみょん」になるのではないかと・・・ ️ ️ ️ 一見キャッチーな妄想なのだが、それはつまり、「J-POPの感情表現」がどこから来て、どこへ向かってるのか?という話でもある そこに昭…

歌ってみた動画:さだまさし・退職の日「父の日に向けて」

久しぶりの「歌ってみた動画」です。 ️ ️ 今度の日曜日に向けて、「若いお父さんも、やがて歳をとって『退職の日』を迎えるのですよ?」という気持ちを込めて、久しぶりの動画をあげてみました。マイクはノンEQで、ギターはネック側のピックアップのみ。 …

「フリートウッド・マック」と「ジ・アルフィー」そして「ザ・ビートルズ」

どこに共通点があるかって?それは「音楽ユニット」であるということ。 そして「強烈な共通点と相違点」が存在している。 アマチュアながら「ミュージシャン視点」で(少し長くなるが)考察してみよう。 (昔「フリートウッド・マック」を「フリート・ウッド…

シルヴァース:『ジャクソン5を超えた9人』

「シルヴァーズ」って9人もいる大所帯ながら息がぴったりなのだけれど、この中での血縁関係とか夫婦関係とかってどんな相関図になっているのだろう。 素朴な謎からこの話は始まる。 ブギー・フィーヴァー シルヴァーズ R&B/ソウル ¥255 provided courtesy …

改めて忌野清志郎の「凄さ」を実感:歌ってみた動画

恥ずかしながら「RCサクセション(忌野清志郎)」版の「イマジン(原曲:ジョン・レノン)」を歌ってみました。 はい、いわゆる「独りバンド動画」です。 「演奏」・「ミックスダウン」・「動画編集」全てを独りで行なっております。 「音」と「動画」は「別…

隠したつもりの「戦略」は見破られた:昭和歌謡のさらなる人気拡大

近年、さらに「昭和歌謡」の「アナログレコード」や「カセットテープ」の人気が高まっている。 それは単なる「流行」ではないと、順を追って論じてみたいと思う。 1. 「音楽産業」が「作品」より「商品」を優先しはじめた時代の境界線 昭和歌謡は、「…

音のない美学:沈黙が語る『もうひとつの芸術言語』

「声を使わなくても、これほど伝わるのか」 ある日、テレビの手話番組を見ていて、ふと胸を衝かれた。 音のない画面の中で、手と表情、そして視線だけが静かに踊っている。 そこにあったのは、「言葉」ではなく、「伝わり方そのもの」だった。 手話演劇、日…

「飛んでイスタンブール」が意味する“安定しない均衡”:停戦会談の舞台をめぐる音楽的・地政学的考察

今月15日、イスタンブールでゼレンスキーとプーチンが「直接」停戦会談に臨むというニュースが、静かに報じられている。 しかし、この報道は「両者の一方的で非公式な会見」にしか過ぎない。 これが事実であり、実現するのであれば、これは単なる中立地の選…

「ドゥービー・ブラザーズ」と「ビージーズ」:構築され、自己解体したポップアイコン・・・そして

※今回は整理しきれませんでしたが、あえてこのままの状態で投稿します。自分の中でまだ言葉にまとまりきらない思考の過程も、記録として残しておきたい。そんな気持ちで書きました。 同時代に活躍したユニットを私的観点から比較考察してみます。 あく…

「脱退」から「卒業」へと変化した事に関する考察

最近「アイドル」が「ユニット・グループ」から「抜ける」事を「卒業」と表現しているのが普通になってきましたよね。 しかしながらその裏には「意図」が含まれているのを感じ取っている方は少ないのではないでしょうか。 ごく短めに個人的な考察(喧嘩を売…

真面目(本人は)にフリューゲルを吹いてみた(動画)

先日、衝動買い的に「トムクラウン」の「テナートロンボーン用ワウワウミュート」なるものを、某フリマでオク千で出ているのを見つけちゃって、「これって定価だとE万くらいだよね?しかもデザインがハーマンのものとクリソツだよね」と、1.5日ほど悩んでポ…

フリューゲルにハーマン(リトライ)『動画あり』

フリューゲルホルンにね、ハーマンミュートを付けたかったのですよ。 あ、正式には「ハーマン」とは「ミュートメーカー名」でね、使い方としては「ワウワウミュート」の「ステム(芯)」を抜いて使うのですけど、一番人気のメーカーが「ハーマン」なので、い…

腕前が落ちましたなぁ・・・

やっぱり「歌」にしても「楽器」にしても、定期的・継続的に「練習」とまではいかなくとも、楽しんで演っていないと腕前が落ちますね。 ふと思いついて、追悼の意も込めて「いしだあゆみ」の「ブルーライトヨコハマ」をボサノバ調で演ってみたのですが、自己…