北のいわしノート

21世紀の青島幸男(政界以外)を目指している七代目立川談志かぶれの戯言

「スナック非常口」Vol.4『夢だったのか?』

スナック非常口:看板

芸人「なあ、ママよ、こないだのオレって何だかおかしくなかったか?」

ママ「そうね、閉店後に入ってきたかと思ったら、柄にもなく難しい話を超饒舌に語りまくっていたわよ」

学者「そうだね、芸人君らしくなかったね」
芸人「そうか、夢じゃなかったのか。てことはパーペキにヤツに操られていたんだな」

ママ「そういうことになりそうね」

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ふふっ

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学者「でも良いんじゃないか?話の内容は、かなり興味深いものだったよ。超過激だったけどね」

ママ「そうね、完全に『ブログの読者さん置いてきぼり』だったけど・・・」

芸人「オレは自己批判した方がいいのか?」
学者「そんな事はないよ、だって芸人君の意思で演説したわけじゃないだろ?」

ママ「そうよそうよ。芸人ちゃんは完全に『ヤツの代弁者』にされていたんだから、しょうがないんじゃないのかしら?芸人ちゃんはアントニーを演じさせられたのよ」

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ママ「それよりね、明日『消防の調査』が入る予定なのよ。準備を手伝ってくれない?」

学者「準備だって?その場しのぎでいいのかい?」
芸人「役人とかがやることなんて『お座なりのやったフリ』なんだからそれでいいんでえ」

ママ「そうなのよね。実際に『抜き打ち調査』ではなく『何月何日に調査に入りますが、予定はいかがですか?』とかって連絡が来るんですもの、それじゃ調査の意味がないわよね」

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芸人「まぁ、お役所仕事なんてそんなもんだよ。学者もわかってるだろ?」
学者「そうだね、そのあたりは『内部黙認』『実績重視』という役人意識があるから何とも言えないよね。その代わり、そのおかげでヤツは助けられている面もあるみたいだよ」

ママ「ほら、テレビとかで『調査』に『隊列をなして立ち入る映像』とかってあるじゃない?あれって『調査相手』にも『メディア』にも『事前通告』してあるから、あのような『映像』が撮れるのよね」

芸人「まあ、現実なんてそんなもんだぜ。でもよ、ヤツが昔の勤務先で『特調(査察レベルの特別税務調査)』に入られたときは、特別だったらしいぜ。事務所と各店舗に同時に調査が入ったらしい。でもよ、ヤツも臨機応変な対応で、事務所内が見えない玄関で『XX税務署の方ですか?調査ご苦労様です』とか大声で言って、事務所のヤツらは『ヤバい書類を私物のバッグとかに入れたり、トイレに流したりと隠しまくった』らしいからな」

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学者「でもママ、このお店はキチンと普段から消防法を守った状況になっているのに、何か片付けとかしなきゃいけないのかい?」

ママ「そうね、強いて言えば『雰囲気を壊すから覆いをかけている非常口看板の覆いを外す』くらいかしら。あれ、ワタクシの背丈だと届かないのよね」

学者「それなら僕に任せてくれたまえ。芸人君にやらせると『スナック非常口』自体を壊しかねないからね」
芸人「チッ、オレはそんなに乱暴者じゃないぜ。言ってるだろ?『人を見かけで判断するな』ってな」

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ママ「で、今日はいきなり芸人ちゃんのセリフで始まったけど、何だか内容がないようだわね」

学者「ママ、柄でもないダジャレかい?それはそうと、ヤツも息抜きしたいんだろ?」
芸人「そうだな、前回は力を入れ過ぎたみたいだからね」

ママ「でもね、こうして休憩を挟まれると、次に『とんでもない展開』が待ち受けているようで怖いのよ」

芸人「それもそうだな・・・・・マジでこええぜ」

ママ「何か聞こえてきたわよ?『現世』から?『コンスタンチノープル』から?ワタクシ詳しくないけど『トロンボーンの音』かしら・・・」

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