読書家さんへの「哲学者」が書いた読書関連〜哲学書の「オススメ(必読)4作」をご紹介します。
(過去記事からの加筆訂正再掲です)
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世の中には「読書家」と(いい意味でも悪い意味でも)自称(他称)する方が多くいらっしゃると思います。
このブログを読んで下さっている方々はそのような「読書家」さんだと期待?しながら記事を書いています。
オレ自身は「冊数(作品数)」はかなりの「多岐」に渡ってソコソコ(と言っても今までの読了数は3桁を超えるかな?)読んでおりますが、その「傾向」が自分でも掴めなくて「カオスな乱読」と自認しておりました。
最近は「紙の本への執着」をやめました。
「老眼」を素直に認め、色々と「フォント種類&大きさ」〜「背景色」などを変更出来ると共に、ワンタッチで「読めない文字」〜「辞書」などに飛べる「電子書籍(Kindleアプリ)を使って読んでおります。
そうしたらアマゾンから「読書傾向からのオススメ」とかって「余計なお世話」が出てくるのですよね(^_^;)
しかしながらその中には「為になるモノ」も"時々"あったりして驚かされます。
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ここで「オススメ(必読と言っても過言ではないかも)4作品」をご紹介しましょう。
日本の「哲学者」である「三木清」の著書です。
「小説家」や「書評家」ではなく、「哲学者」からの視点で「読書の意義・意味」〜「哲学への入り口」が書かれています。
パブリックドメイン(著作権切れ)になっておりますので「青空文庫」や「AmazonKindle」によって「ロハ(只)」で読めます。
(AmazonKindle版のリンクを紹介します)
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まずは読書関係から。
<如何に読書すべきか>
こちらは「哲学者視点」で書かれているので、かなり「思いもよらなかった視点」からの内容となっており、少なくともオレの「カオスな乱読」が「正しかった」と納得できました。
要約すると「読書とはひとつのジャンルや作家を深堀りするのではなく、多方面を読み漁って共通点をつなげていくことにより、知識の接点が多くつながる」という観点です。
<読書遍歴>
「哲学者さんってどんな書籍を読んでいるの?やっぱり哲学書中心でしょ?」と思っていたら、意外や意外の羅列でした。
この内容がまた「カオスな乱読」ともみて取れる「多岐」に渡った内容になっています。
この中からランダムにピックアップしてみるのも「新しい発見」があるかも知れません。
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こちらから「哲学の入り口」に入っていきます。
<哲学入門>
とっつきにくいと避けていた「哲学って何?」というのを「噛み砕いてわかりやすく説明」している内容となります。
特にこの著書の中では「三木清」は「持論」を出すことなく、「哲学用語の説明」や「哲学の歴史」などがわかりやすく書かれています。
哲学書を読むための「予備知識」として読むのにはふさわしい1冊です。
<人生論ノート>
これを読まずして「三木清」を読んだとはいえず、読了した時には「人生観」が変わること間違いなしです。
強烈なインパクトで印象に残っている一文がこちら。
すべての人間の惡は孤獨であることができないところから生ずる。
三木 清. 人生論ノート (p. 33). (Function). Kindle Edition.
後半からキリスト教的(プロテスタント系)な例えが多数見られる傾向がありますが、「三木清」がキリスト教徒であったという事実は確認できません。
その上、とても読みやすい「現代語訳」になっていて、読者に寄り添う文体(語りかけるような文体)にもなっているので、実生活に取り込みやすい内容です。
実はオレのブログのメインタイトル「北のいわしノート」の「ノート」は、この作品からも影響を受けています。
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以上に挙げた「4作品」共に「チョイ読み」出来る長さ(じっくり読んだら1日で読了)なので、超オススメです。
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