世の中には多数の「公共サービス」が存在している。
しかし、多くの国民がそれを”当たり前”としか認識していないのではないだろうか。
それを知っている「公共サービス側」は逆手にとってきているのではと。
そう感じてしまっているので、この記事を書くに至った。
情報的に「正しくない事」や「個人的見解」は多く含まれているだろう。
しかし、それを前提としてお読みいただきたい。
第一章:NHK音声波統合について
NHKの音声波(ラジオ)について、現在3波ある「NHK第一(AM)」「NHK第二(AM)」「NHK-FM」のうち、”AM”が1波に減らされ、「NHK-FM」は”音楽と教育のハイブリッド”になるそうだ。
どういうこと?
NHKのラジオは”無料”である。
ラジオに制作費はかけられないという事だろうか。
それとも”音楽と教育”の人気が低下しているからなのだろうか。
確かに、”音楽”面では各種サブスクからの影響は否めないだろう。
そして、”教育”については、有効利用の低下もあるのかもしれない。
”ラジオ深夜便”の案内では「基地局整備などで放送中止になる地域では、”らじるらじる”の地域設定を変更してお楽しみください」って、インターネットにつながっていない人や、従量制でインターネットを使っている人は置いてきぼりなのか?切り捨てられたのか?
(この章、少し長くなってます)
BS再編でBS1が廃止された時、そこにはBS4K8Kという”大義名分”があった。
しかし、覚えておられるだろうか、BSとは”電波が届かないところへのサービス”として始まったという事実を。
さらに放送百年で、BS放送が開始されて”南大東島でも大晦日に紅白歌合戦が見られる”と、住民が喜び感喜している映像が令和の現在に再び流されたことを。
そして、地上波がデジタル化した時も、設備が間に合わない”山間部・離島”に向けて”BSで地上波デジタル”をそのまま放送していたという事実もあった。
渋谷社屋の建て替えで、スタジオパークがひっそりと消えた、音もなく。
(消えていないかのように装った番組はある)
これは”視聴者と縁を切った”と・・・この先は多くを語るまい。
第二章:NTTの銅線固定電話廃止予定について
小耳に挟んだ情報だと、NTTは2035年を目処に”銅線の固定電話”を廃止するらしい。
このニュースを聞いた時、「え?NTT法って改正されていないよね?全国サービス義務付けのままでは?」と。
光回線の全国網羅は終わったのだろうか、山間部・離島までも。
まぁ、それはいい。
第三章:JR民営化を遡る
国鉄が民営化したのが何年の話なんてのはどうでもいいし、幾つに分割されたのかなんてのもどうでもいい。
しかし、分割後に”収支の不釣り合い”が顕著に出ていることには注目しなければならない。
”JR東日本”には”山手線”などの「稼ぎ柱」がある。
しかし利益率が低いのか、新幹線関係では不具合ばかり。
それを”夢のリニアモーターカー”なんて”散財”をしている。
そうしたら他の”JR”には何が残っている?
”JR北海道”の路線図を見てほしい。
(著作権の問題があるので、検索してみてね)
スッカスカである。
その上、1日に数本しかなかったり乗り換え待ちが数時間なんてザラである。
これ、公共サービスって言っていいのですか?と言いたい。
”JR北海道”なんて瀕死の状態で赤字だらけなので、そりゃ保線にも手が回らなくて事故だらけや不通だらけになるのは当たり前。
そんなこと知らん、と見放した政府は・・・行政指導に入って追い打ちをかける。
第四章:上下水道の現実
道路陥没における”裏事情”とは。
それはまだ建設省時代、直轄時代の”砂神話”に始まる。
上下水道管の周りを”砂”で固めることによって、”遊び”を作って道路の振動から上下水道管を守ることができる。
そんな神話があったなんて、令和の現在から見ると非常識極まりない。
水漏れがあれば砂は流れる、そして空洞ができる。
空洞は当然陥没に至る。
それを誰も報道しない・・・(個人的理由で民放は見ていない)
しかし、その非常識な状態が現在でも残っているのは現実である。
建設省直轄から地方自治体へ移行されてから、日本中の上下水道代のバラつきは顕著に開いていき、補修の状況もバラバラだ。
今やドローンや航空機、そして衛星からの写真によって、補修箇所を推定する技術まで存在しているのに、予算のない地方自治体はそれを導入することが不可能なのだ。
それと同様な”砂神話”が、砂を大量に混ぜたコンクリートの橋脚やトンネルなのかもしれない。
終章
民営化=責任放棄
この公式は正しいと言い切れる。
覚えているだろうか、”自民党をぶっ壊す”と大風呂敷を広げた某総理大臣が、実際にぶっ壊したのは”郵政”だけで、その後始末がまだ終わっていないということを。
まだ、この流れは続くのであろう。
誰が自民党総裁になったのか、この記事を書いている時点では知る由もない。
少なくとも今は「ザ・フォーククルセイダーズ」ではないが「悲しくてやりきれない」のだ。
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