北のいわしノート

21世紀の青島幸男(政界以外)を目指している七代目立川談志かぶれの戯言

孤独との共存:レオン物語/人生の折り返し地点編


彼は無事に退院して、独り暮らしをはじめていた。

バツイチ子供なし独居の現実。

収入が限られている中、「精神的ミニマリスト」から「物質的ミニマリスト」を意識して「真のミニマリスト」となった。

そもゆえ「終活」と「断捨離」をナンセンスと断ち切った。

識者・知者ぶっている者たちは言う「生きるためには他者との繋がりが必要」だと。

他者との繋がりを求めてきた、求めてきた、求め続けてきた。

結局そこに残ったのは「ドロップアウト」ではなく「スピンアウト」であった。

彼は自ら「社会からスピンアウト」することを選んだのである。

孤独を”受け入れる”ことを決めて、孤独に生きる。

そこに待ち受けているのは”孤独死”。

孤独死”とは”可哀想”なのか?

標準偏差的常識が”可哀想”と決めつけていないか?

孤独死を選ぶ自由”もあるはずである。

それと同時に”孤独死を選ばざるを得ない現実”も存在する。

彼はみずから後者を選んだ。

”孤独”とは”自分を自分が支配”することであろう。

今の彼は決して”孤独”ではない。

彼の中に”もうひとりの彼”が共存している。

そして”自然”とも共存している。

”死”とは”終わり”ではなく”自然回帰への始まり”なのである。

みずから人生をとめることはない。

彼の中に「宇宙意志論」という多種多様な学問を結びつけた独自理論が確立した。

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想い出は、もう何も語りかけない

その中で、今も生き続けている

 

〜 そして、充実した時は流れ続ける 〜

 


 

== これは事実にちょっとだけ”妄想”を加えたフィクションな物語である ==

 

 


〜書き終わって〜

ここまで読んでくださった読者さんにはお礼しかない。

そして自分でもよくここまで”リアルな物語”を書けたと自画自賛している。

もしかしたら?と思っている方?

そう、この「レオン」とは・・・・・架空の人物?読んでいるあなた?それとも。


▶︎ 著者「北のいわし」について

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